カキナはアブラナ科アブラナ属で、主に北関東(特に栃木県佐野市など両毛地域)で栽培されていましたが、今は春の代表的な野菜として広く栽培され、「とう」(つぼみや花茎)や若葉を食べます。
厳しい冬の寒さに耐え、霜に当たることで甘みを増しながら春を迎えるため、「春を呼ぶ野菜」として親しまれています。
9月から10月にかけて種をまき、収穫は12月から翌年の5月ごろまで可能で、右の写真は2本のカキナですが大きな株になり広がるので、数本植えておけば次から次と収穫でき重宝します。
収穫は、春に真ん中の芯に当たる茎葉を収穫して脇目の発生を促し、その後、若い葉や葉の付け根から伸びてきた脇芽を順次刈り取ります。写真のように摘み取ってもまたわき目が伸びてくるので5月の花の咲くころまで順次収穫できます。
後作の関係もあり、花が咲いて収穫量も少なくなったので、5月の連休に撤去しました。掘り返してみると野菜の根とは思えない短いダイコンのような大きな根が現れ驚きました。たった2本でしたが我が家の中心野菜の一つでした。