家庭菜園定番のトマトは、南アメリカのアンデス高原地帯が原産で、ナス科トマト属の1年草。原産地は太陽は強いが乾燥した冷涼な所で夜霧で水分を取っており、昼間の適温25~20℃、夜間の適温13~8℃程なので、日本の夏の高温と梅雨の過湿は苦手です。
2010年は、異なる品種のミニトマトの苗2本を購入して地植えで育て、途中から脇芽を取らずに伸ばし放題にして夏遅くまで沢山収穫できた。調子に乗って後半肥料をやってたくさん脇芽を伸ばしたが、枝が暴れて花は咲くが途中で落ちて実がならず結局その後の収穫には結びつきませんでした。
2011年には同じ場所に連作障害を緩和するために接ぎ木の桃太郎とミニトマトを植えましたが、植付けた後に雨が続いて病気になったり、成長後期に茎が茶色に変色して成長が止まってしまい、ほとんど収穫できなませんでした。ネットで調べてみると茎が茶色になるのは「サビダニ」のせいだと思われましたが、ダニのいる気配もなくダニのせいか病気のせいか分かりませんでした。早めに殺菌・殺虫剤で対処すべきでしたが、有機・無農薬で育てたい気持ちもあったので対応が遅れてしまいました。
プランターでも育てるため「サカタのタネ」から「あいこ」の種を購入して苗から育ててみました。ほとんど発芽して苗になったのでプランターなどで育てましたが、ひょろひょろ伸びるだけだったり、茎が地植え苗と同じように茶色になってほとんど収穫できませんでした。日光、用土、肥料管理等がしっかりできないとプランターで育てるのは難しいようです。
2013年には、種を購入すると高いので、2012年秋に実家で収穫残の中玉、ミニトマトから種を採取して育ててみました。
発芽温度が高いので2月下旬にポットに種をまき、日当たりのよい南側の部屋に置いていたらよく発芽し、初めてにしてはうまくいきました。それ以降、種を取集してそれから育てるようにし、一部新しい品種や珍しい品種を追加するようにしています。
5月の連休になり、育った苗を前年と同じ場所に地植えしました。一番花が咲いてから植え付けるように言われていますが、時期が来たので少し小さいが植え付けました。前年上手く育たなかった所だったので牛糞たい肥等を投入して連作障害が出るのを極力少なくするようにしました。
また、この頃から、EMボカシと生ゴミリサイクルボックスを使い始め、処理した生ごみも投入するようにしました。連作障害も出ずよく実っているので継続して使用しています。
6月下旬には連作にもかかわらず種から育てて病気にもならず順調に成長して実をつけてくれました。
この後、中玉、ミニトマト共に良く成ってたくさん収穫できたので例年この方法で進めています。
実は自然 交雑で親と違う品種に変わっていると思いますが、違いはあまり分かりませんでした。
2017年の春からは大きな畑を借りることができたので、熟したトマトから種を採取して苗から育てたミニ・赤、中玉・赤、中玉・黄、大玉・赤を育てはじめました。