セロリはセリ科の野菜で、連作障害はありませんが、発芽、生育適温15~25℃で低温にも高温にも弱く、水と肥料が好きと言われています。
生でそのまま食べるのには少し匂いがきついのでサラダに入れるにしても少量で利用頻度はあまりありませんが、スープやポトフなどには欠かせない香味野菜として毎年育てています。
2016年は、春に9cmポットに種をまいて育苗しましたが、水やりの時に倒れたり、直射日光に当たって枯れたりして結局残ったのが1株になってしまいました。しかし、それが何とか育ってくれて右の写真のような立派な株になり、スープの材料として大変役に立ち、2017年の5月くらいまで収穫できました。
2016年の秋に園芸店を見てたら苗を売っていたので冬を越すか心配でしたが大丈夫というので2株購入して、第1農園に植えました。最初は元気でしたが、冬を越して寒さと乾燥で右の写真のように成長がストップ、3月にはあきらめました。温室栽培用の苗だったのでしょうか。
2017年3月29日に1辺3㎝のセルトレイに1か所数粒づつの種をまき、暖かい2階の南側で管理、4月16日にやっと発芽しました。
種代は2ml程度で200円でしたので普通ですが、種が極めて小さいのでたくさん入っており、全部まくことは家庭ではまずないでしょう。
好日性なので薄く覆土して手で軽く押さえますが、ジョウロで水をかけると土と一緒に種もどこかに流れてしまうので、霧吹きか底面給水にします。
写真のように、同じようにまいても何本も出てくるマスもあれば音沙汰なしのものもあり、毎度のことだが発芽のからくりはよくわかりません。
発芽してからも一苦労で、生育が遅くまた写真のように細いので水やりだけで折れたり流れたりするので注意が必要です。
慎重に育苗してポットに移植し、頃合いを見て、第2農園と自宅の庭に植えました。
その結果、
・第2畑に植えた苗は冬に寒さでかれた。ビニールで保温したものも春になってもロゼット状になったままで成長する気配が無かったので処分した。
・家のプランターに植えた2本の苗は車庫の下に置いたせいか冬を越したが、1本は4月に病気になったかぐったりしたので処分、もう1本は同じにならないうちにということで第2畑に移植、5月にとう立ちした。
・庭の片隅に植えた1本は冬を越し、やはり5月にとう立ちしたが、スープやポトフに利用できたので一番助かった。
という結果で、当然ながら冬の寒さに弱く、春にはとう立ちするので、年内に収穫して利用するという当たり前の方法が正解のようです。
2018年5月5日に育苗は面倒なので第3畑の位置に種をパラパラと撒いて今年の栽培開始です。