色々な野菜を育てていますが、気象条件等の自然の力や自分の知識不足等によって必ずしも満足できる結果にはなっていない場合が多いです。
同じ間違いを何度も繰り返さないように、今まで育ててきて気づいた点や調べて分かった点を野菜別にまとめていますが、このページでは、共通で考えなければならない要素を簡単にまとめています。
野菜の種類は沢山ありますが、果菜類、葉菜類、根菜類に分類して整理しています。

土壌の酸性度

日本の雨は大気中に放出される排ガスなどの影響で酸性になっていて、一般にpHは 5 弱のようです。
その影響で、土壌も酸性に傾いており、野菜によってはうまく育たないものが有ります。
pHの範囲が 5.5~6.8 の範囲にあればあまり問題はないようですが、土壌酸度計などで計測して 6 を切るようだと徐々に影響が出てくる恐れがあるので、アルカリ素材の石灰を撒いてpHを上げて中和する必要が有ります。
○特に酸性に弱い野菜(適正pH:6.5~7.0)
 ホウレンソウ、ハクサイ、キャベツ、ソラマメ、
○酸性のほうが良いもの
 ジャガイモ、コマツナ(適正pH:5.0~6.0)

土壌酸度計
 価格は、5,000~6,000円くらいで少々高いですが、電池の要らない起電式なので維持費がかかりません。先端部を土壌に差し込むだけですぐに測定ができます。

*石灰
 畑に散布する石灰には各種ありますが、よく使うのは消石灰、苦土石灰、有機石灰です。
この順に中和する能力が高く、消石灰は水酸化カルシウムが主成分で、苦土石灰にはマグネシウム(苦土)も入っています。有機石灰は貝殻などを細かく砕いたもので土壌の酸とゆっくり反応して効果が現れます。
有機石灰以外の石灰は土壌となじみ酸度が安定するまで1~2週間かかるので事前に散布しておきます。また、肥料と一緒に散布すると肥料の窒素がアンモニアガスとなって消失してしまいます。
植え付けの2週間前までに消石灰か苦土石灰でpH調整し、1週間前に完熟堆肥(牛糞、腐葉土など)と肥料を投入するとよいと言われています。

主な害虫

無農薬栽培を心がけていますが、色々な害虫がやってきて、育てている野菜が病気になったり食べられたりして全く収穫できなくなることがあります。
捕殺を心がけていますが、ずっと見張っているわけにもいかないので最低限ホームセンターなどで手に入る農薬を使用します。
詳細は、「元気に育てる」をご覧ください。