特徴
地中海東部原産。ユリ科クサスギカズラ属の多年草で、春先に土から顔を出す芽の部分を食べる。
雌雄異株で、雄株の方が雌株より20~30%程収量が多いが、花が咲くまで外見では見分けられない。
普通に育てた緑色のものはグリーンアスパラガスといい、土寄せしたりトンネル内で日に当てずに軟白栽培した白いものをホワイトアスパラガスという。 アントシアニン色素の多い紫色品種のアスパラガスもあるが、加熱すると紫色は失われグリーンアスパラガスと変わらない外見になる。
アミノ酸の一種であるアスパラギン酸を多く含むのが特徴で、疲労回復や滋養強壮に効果があるといわれる。各種ビタミンも含んでいる。
栽培
日当たりの良い場所を好み、根は太く深く伸びるので耕土は深い方が良い。
必要な広さは、収穫後に枝が伸びて広がるので、1条植えの場合で、畝幅70~80cm、株間50cm、通路幅30cm程度が目安となる。
家庭菜園では、数が少ないので春に園芸店などに出てくる苗を購入すると翌年春から収穫できる。
種から直接育てる場合は、3~4月にプランターかポリポットに種をまき、翌年春に根鉢を崩さないように定植すると次の年の春から収穫できる。
4月下旬~6月にかけて若芽が次々に成長してくるので、25cmくらいに伸びた柔らかい茎を収穫する。生長が早いので低温期は1日1回、高温期は1日2回収穫できる。
遅くまで収穫し続けると、来年に向けた貯蔵養分が少なくなり、良い芽が発生しなくなるので、6月位までとする。
樹勢が強い場合は秋にも収穫できる。
収穫を止めると残した株が成長して倒れやすくなるので、畝を囲うように支柱を立てて紐を張り、枝葉を十分に茂らせておく。
12月頃になり株が枯れ始めたら、株元から刈り取り、土寄せと追肥をする。
高橋さんち
第2農園11月のアスパラガスです。
春に購入した苗を植え付けて新芽が沢山出ましたが1年目なので収穫しないでおきました。
2020年には地上部が病気になりほとんど収穫できませんでした。
この畑は雨が降ると水没するような場所なので水位が高く栽培には向いていないようです。
2021年は新しい畑なので、ここから3月頃の暖かい日に移植します。
2条植えなので、畝幅1.2m、株間50cm、条間60cm、通路幅50cmとします。